2019年9月8日から9日にかけて関東地方を襲った台風15号により,千葉県などで大規模な停電が続いています.そして,このようなことがあるとつくづく電気というものが生活のあらゆる面で不可欠であることを思い知らされます.
 停電になると家庭にある電話機はつながりません.光ファイバーの電話回線は,電話線が生きていても,電気がないとつながりません.それ以前の電話回線は,電話線の中に弱電も一緒に送られてきていたので停電になっても使えたのですが・・.
 また,携帯電話も,中継器が停電で作動しなくなってつながりにくくなってしまいました.それに充電しないと動かせないという問題もあります.
 こういうとき,公衆電話は非常に役に立ちます.実は公衆電話は停電でもつながるのです.(「停電時でも公衆電話はつながるの?」NTT)

 公衆電話は,以前のアナログ電話のように,回線の中に電気も送られています.さらにすごいのは,公衆電話は「優先電話回線」なのです.災害が起こるとアクセスが集中してアクセス不良になります.電話会社は,そのようなときに一般の回線のアクセスを制限しつながりにくくし,役所や避難所などの回線を優先してつなぐようにしています.公衆電話も「優先」されるほうの回線なのです.
 しかも災害時,公衆電話は無料で使えるのです.いざという時のために,公衆電話を見つけて家族と情報を共有しておきましょう.

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