国土地理院のマップシートを使うと,例えば避難所の一覧を地図上で見せるというようなことができます.ここでは,避難所の一覧を地理院地図上で作っていきましょう.

 まず,マップシートを下記のサイトからダウンロードします.
「地理院マップシート」ダウンロードページ

からZIPファイルをダウンロードして解凍します.そうするとマップシートのエクセル,マニュアル,注意事項がダウンロードできます.

 ダウンロードしたらマップシートを開きます.

赤くマークしたところに避難所のリストを挿入します.挿入したら住所のところを選択(反転させる)して,「住所→座標値」を押すと,緯度経度が自動的に入力されます.

次に,形状を選択します.ここでは,「点」を選択します.A-2にカーソルを持っていくとプルダウンメニューが表示されるので点を選びます.点を選んだらその横の「アイコン」欄の空欄をクリックするとアイコンの選択画面が出ますので好きなものを選びます.

例えば左上の赤を選ぶと80という数字が出ますので以下はすべて80を記入します.サイズは40以下程度がいいのですが,ここでは20とします.ここまで入力し終えたら「出力」ボタンを押します.

KMLファイルかGeoJSONファイルかを選んで出力します.KLMで出力(すなわち保存)してみましょう.そして,地理院地図を開いて,この保存したファイルを地理院地図上にドラッグします.すると以下の図が作成できました.

KMLのファイルはGoogleEarthでも表示できます.そこでこんどは,GoogleEarthを開いて,このファイルをそこにドラッグしてみます.

みごとにGoogleEarth上にアイコンが表示されました.

このマップシートは,さまざまな使い道があると思います.いろいろ試してみてください.

<住所→緯度経度変換の注意点>

 住所から緯度経度変換は,ウエブ上の別のデータベースを使ってそれに照会をかけて行われますので,ネットにつながっていることが必須です.
 また,〇丁目△番地〇〇の一番下の表示は検索できません.なので△番地のブロックのどこかにしるしが付きます.正確な位置にポイントしたい場合は,kmlファイル,またはGeoJSONファイルをいったん,地理院地図に出力して,作図の編集機能で位置を修正してからファイルを上書きしてください.

 → マップシートとハザードマップを重ねる
 → マップシートで写真を表示する
 → マップシートで説明文も表示させる
 → 自分で作る防災マップ