阪神・淡路大震災の被災地・神戸とハリケーンカトリーナの被災地ニューオーリンズは,大きな災害に見舞われた都市であり,また,ジャズのまちであるという共通点があります.

 2008年から2012年まで行われたこの二つのまちのジャズを介した交流は,大災害からの復興を文化の力で寄与しようという壮大なチャレンジでした.以下に簡単にまとめて紹介します.

★実行委員会の結成

 まずは,2008年4月23日 ,民間レベルで実行員会を結成し,第1回実行委員会が開催されました.
  実行委員長 池田是彦(琵琶町復興住民協議会会長)
  事務局長 日下雄介(日本学校ジャズ教育協会関西支部事務局長)
  まちづくり協議会の代表,学識経験者,神戸市の外郭団体職員等23名,また,
  まちづくり協議会やマスコミ,各種民間団体,大学等23団体が参加)

おおまかには,下記のようないくつかのパートに分かれていくつかの交流事業がおこなわれました.

★2008年10月  CGPの支援による交

 ニューオリンズ芸術創造学校(NOCCA)から若手ミュージシャン,
 およびニューオリンズで復興の活動に関わる方々を招いて交流

若手演奏家のNextJazzCompeで 招待した方々も登壇して集合写真

たかとり教会での交流演奏

★2009年7月 実行委員、ニューオリンズ、ルイジアナ訪問

  池田実行委員長と実行委員会メンバーがニューオーリンズを訪問.ネギン市長とも面談.

★2009年10月   兵庫県助成による交流 

  NOCCAから若手ミュージシャンを招いて交流 

★2010-2012年  若手ミュージシャンがニューオーリンズ訪問

 これらの交流は,災害からの復興にとって,文化の復興がいかに重要かを双方が理解し,また,これからの災害からの復興過程に取って大いに参考になる経験となりました.

 2008年の交流事業のレポートは都市問題研究所から公開されたものがありますのでご覧ください.