Google Earthを使って新しい道路のビフォア・アフターを調べてみましょう.
場所は最近(平成2年12月6日)開通した「小部明石線 水谷~高津橋」です.
Google Earthの検索で「神戸市西区高津橋」と入れます.下図のように工事中の道路があるのがわかります.(写真は2018年3月なので,この時点では道路はまだ完成していません)
「ウエブ版lesson09 Google Earthを活用する」で紹介したように「タイムスライダー」を使うと過去の写真が見れます.このタイムスライダーを動かして2014年4月の写真を見てみると,そのときにはまったくこの道路がなかったことがわかります.しかし,どの場所を新しい道路が通ったのかはよくわかりません.そこで,上記の工事中の写真を元に,下記の要領で道路中心の「パス」を書き込みます.
道路の中心線「パス」を書き込む方法
Google Earthの上の欄の「追加」→「パス」を選択し,名前を付けます.また,色と太さも選択します.そのあと中心線を順に適当な間隔でプロットしていきます.完成したら「OK」を押します.これで,中心線がいつでもわかるので元の土地のどこに道路がつくられたのかを確認できます.(なお,左の「保留」の下に出てくるパス名を右クリックして「名前を付けて場所を保存」でkmlファイルとして保存しておくといつでもそれを再現できますし,地理院地図でも表示することができます.)下図は2014年4月の写真に新しい道路中心線を表示しています.道路中心線のNew-Road-ObuAkashi.kmlをダウンロードできますので保存してからGoogle Earthに展開して試してください.
この道路部分の高低差を見える化した地理院地図で見てみると,新たに道路が通ったのは,平坦な場所ではなく,少し起伏の変化がある場所であったことがわかります.(下図をクリックすると地理院地図にリンクが飛びますので,その図に上記のkmlファイルをドロップすれば道路線が表示できます.)
→ウエブ版lesson09 Google Earthを活用する