前回は,施設の名前を検索して,その結果を共有するという方法でしたが,施設の名前がないような任意の地点を共有する方法について説明します.
まず,表示したい地点のGoogle Mapを開きます.今回は須磨海浜公園で作成して見ます.
任意の点を一回だけクリックすると上の図のように灰色のポイントマーカーが表示されます.もう一度クリックするとマーカーが青い色に変わり下に緯度経度が表示されます.
この緯度経度の数字のところにカーソルを持っていくと数字が青い色に変わりその数字の部分をクリックすると下図のように左上に「共有」の画面が現れます.また,ポイントのマーカーの色も赤い色になります.
ここまで来ると,共有の仕方は前回同様に,リンク先をコピーする方法または,「地図を埋め込む」方法を選んでください.ためしに地図を埋め込んでみたのが下図です.地図を埋め込む場合は,ビジュアルエディターでなくコードエディター(またはテキストエディター)にするのを忘れないでください.
しかし,上記の方法では,拡大地図にした時にマーカーが消えてしまいます.そこで,それを避けるためには次のようにHTMLのテキストを直接書き込んでください.このとき, ll= のあとと,q=loc: のあとの2か所に 緯度経度があるので,その場所の緯度経度 34.644876,135.132211 に書き換えておきます.(この緯度経度を変更することでどの地点でも指定できます)ちなみに ll= は地図のセンターをあらわし,q=loc: はポイントの場所をあらわします.
このHTMLのテキストを挿入してみます.すると下図ができました.
今度は拡大地図にしてもマーカーが消えませんね.なお,HTMLの中のwidth=”550″ height=”400″の数字を変えると表示される地図の大きさを変えられますので試してみてください.
この場所でストリートビューをしてみると公園の中に柱のようなものが見えます.これは阪神・淡路大震災で壊れた西代跨線橋と阪神高速道路の柱の一部です.(関連情報:「阪神・淡路大震災の被災土木施設群が選奨 土木 遺産に!」神戸防災技術者の会)
リテラシーの部屋
- 地震のリテラシー
- 津波のリテラシー
- 台風・豪雨のリテラシー
- 台風に襲われる日本
- 台風が生まれる季節と場所
- 大阪湾での危険な台風コース
- 高潮のリテラシー
- 雨の降り方を知る 1
- 雨の降り方を知る 2
- 雨水はどんどん集まってくる
- 平成30年豪雨災害 真備町の水害1
- 平成30年豪雨災害 真備町の水害2
- 平成30年豪雨災害 真備町の水害3
- 平成30年豪雨災害 真備町の水害から見えてくるもの
- 被災した真備町を訪問して 1
- 被災した真備町を訪問して 2
- 被災した真備町を訪問して 3
- 被災した真備町を訪問して 4
- 台風と豪雨 2011年台風12号を例に
- 2019年8月九州北部で豪雨 佐賀県大町での災害について
- 2019年8月九州北部豪雨 武雄JCTでの路面被害
- 津波対応のための防潮堤が排水を阻害して浸水:山田町田の浜
- 2019年台風19号と内水氾濫:丸森を例に
- 令和2年7月豪雨での球磨川渡地区での災害
- 裏切られた予測:千寿園の被災
- 洪水最大規模のハザードマップとは何か
- 六甲山と土砂災害のリテラシー
- 阪神大水害-1
- 阪神大水害-2
- 阪神大水害-3
- 水害を繰り返してきた六甲山
- 六甲山での土砂災害対策の歴史
- 阪神大水害以降の六甲山での取り組み
- 六甲山の斜面をどう守るのか
- 六甲山の植樹とその変化
- 斜面は森林だけで守れるか?
- 平成30年西日本豪雨での篠原台の災害-1
- 平成30年西日本豪雨での篠原台の災害-2
- 平成30年西日本豪雨での篠原台の災害-3
- 平成30年西日本豪雨での篠原台の災害-4
- 平成30年西日本豪雨での篠原台の災害-5
- 篠原台研究補論:阪神間モダニズムと住宅地開発
- 布引ハーブ園の災害の歴史1
- 布引ハーブ園の災害の歴史2
- 布引ハーブ園の災害史を歩く
- 土砂災害防止法ができた経緯
- 土砂災害からの避難
- レジリエントなまちをつくる
- 地図で防災
- 自分で作る防災マップ
- 自分で作る防災マップ 1 ハザードを知る
- 自分で作る防災マップ 2 ハザードマップの留意点
- 自分で作る防災マップ 3 危険な場所 役に立つ場所
- 自分で作る防災マップのテキスト
- Google Mapとリンクして使う 1
- Google Mapとリンクして使う 2
- Google Mapとリンクして使う 3
- Google Mapとリンクして使う4 kmlファイルの表示
- 手書きのマップをデジタル化する 1
- 手書きのマップをデジタル化する 2
- 手書きのマップをデジタル化する 3
- Google Mapで場所を共有する
- 「わが家のぼうさいマップ」を作ろう
- 災害に備える
- 阪神・淡路大震災関係資料
- 災害からの復興