大阪教育大山田先生のホームページに,Google Earthで見れるプレート境界のデータがあります.
(ここからそのkmzファイルをダウンロードできます.ダウンロードしたらGoogle Earthにドロップしてみてください.)
このkmzファイルをGoogle Earthにドロップしてから回転してみました.これで見てみると下図のように,太平洋プレートの大きさは,地球の半分であることがわかります.
このように,太平洋プレートが長い距離を沈んできているので日本は,その大きな太平洋の西端にあり,日本海溝が深くなっています.
また,この太平洋プレートの境界は,火山と地震の巣となっていて,「環太平洋火山帯」とか「Ring of Fire」とよばれています.(「日本は地震が多い国」も参照してください)
下図はそのRing of Fire をあらわした図です.太平洋プレートの境界と一致しているのがわかります.
海底の年齢の古さは,Google Earthの「海底の年齢」から見ることができます.
また,太平洋が広いので,赤道沿いの東風により台風がフィリピン付近で発生し,その北上で,台風が通過しやすく,これらの低気圧が上空に上がって舞い降りるため,夏の高気圧も発達するという関係になっています.太平洋プレートが沈み込んで温泉ができています.活断層が豊富な地下水を供給しています.地震は危ないですが,これらプレートが形作った地球の活動が,日本の魅力を作りだしています.
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