市町村境界のkmlデータを入手する必要性

 すでに町丁目レベルの境界線の入手については「町丁目ごとに色分けをする」で解説していますが、今回は市町村境界の入手についてです。まち歩きでは、そこまでの大きなエリアの境界は必要ないかもしれませんが、広域のまちづくりの課題があったりする場合や、地理の学習などでは、市町村境界をkmlファイルで入手できれば極めて便利ですが、残念ながら、そのようなデータを公開してくれているところはありません。そこで、本稿では、それを簡単に入手する方法について解説します。

1.国土数値情報ダウンロードサイトからシェープファイルを入手する

 国土交通省の国土情報ダウンロードサイトに行きます(サイトの文字にリンクを貼っています)。最初にデータ形式で「JMLシェープファイル」(一番左端)を選んでおきます。そのページの少し下にある 「2.政策区域」→「行政地域」→「行政区域(ポリゴン)」を選びます。

 行政区域(ポリゴン)のページの解説の次にでてくる「ダウンロードするデータの選択」で目的とする都道府県を選びます。ここでは兵庫県を選んでみます。すると兵庫県のいろいろな年次のデータが出てくるので一番最新のデータを選択してクリックするとダウンロードできます。

 入手できたファイルはZIPファイルなので解凍します。(ダブルクリックだけで解凍できます)解凍したらその中にシェープファイルがあります。拡張子が「.shp」となっているファイルです。これで「N03-21_28_210101.shp」が入手できました。

2.シェープファイルをQGISでkmlに変換する

 シェープファイルをkmlに変換するにはQGISを使うと簡単です。無料のQGISというソフトは使いこなすのはなかなかむつかしいですが、今回のような作業をするだけなら簡単に使えます。まずここからダウンロードしてください。ダウンロードしたら「QGIS Desktop 3.2.**」を起動します。

 QGISを開いたら「最近使用したプロジェクト」という画面があって何も表示されていないので、そこに開きたいシェープファイルをドロップします。「座標変換の選択」という画面で確認を促されるので日本の地図が出ていたら「OK」を押します。すると地図が開きます。上のタブ「レイヤ」→「名前を付けて保存」kmlファイルを保存できます。

 以上でkmlファイルが入手できました。この作業で入手した「Hyogo prf.kml」をここからダウンロードできます。Google Earthか地理院地図で開いてみましょう。

 以上です。自分の必要とする都道府県で確認してください。

 近畿の府県の市町村境界ポリゴンkmlファイル  

兵庫県  Hyogo Prf.kml

大阪府  Osaka Prf.kml

京都府        Kyoto Prf.kml

奈良県  Nara prf.kml

和歌山県 Wakayama prf.kml

滋賀県  Shiga prf.kml