入手した境界ポリゴンを統合したい場合の簡単な方法を紹介します。無料のQGISというソフトを使います。

1.QGISを入手する

 無料のQGISというソフトは使いこなすのはなかなかむつかしいですが、今回のような作業をするだけなら簡単に使えます。まずここからダウンロードしてください。ダウンロードしたら「QGIS Desktop 3.2.**」を起動します。

2.QGISでポリゴンを統合する

 QGISを開いたら「最近使用したプロジェクト」という画面があって何も表示されていないので、そこに統合したいポリゴンをドロップします。ここでは樫野台の1丁目から6丁目までのポリゴンを入れました。「追加するアイテムを選択」画面の「レイヤを追加」を押します。

 次に上にある「プロセッシング」→「ツールボックス」で右側にツールボックスが開くので、
GDAL → ベクタ・ジオプロセッシング → 融合 を押します。

「融合」の窓が開くので「実行」を選択。融合作業が終わったら窓の「閉じる」を押します。以上で統合されました。このデータをkmlで保存します。「レイヤ」→「名前を付けて保存」でkmlとして保存できます。

以上です。

このような作業を西神中央6地区に対して行って、「6chiku.kml」をGoogle Earth上で表示できるようになりました。

 QGISでは、「ベクタ」→「空間演算ツール」→「ディゾルブ」からも統合できます。
 (「【実習編】非専門家のためのQGIS ~白地図を描こう_都道府県界~」参照)

→「町丁目ごとに色分けをする