前回は,施設の名前を検索して,その結果を共有するという方法でしたが,施設の名前がないような任意の地点を共有する方法について説明します.

 まず,表示したい地点のGoogle Mapを開きます.今回は須磨海浜公園で作成して見ます.

 任意の点を一回だけクリックすると上の図のように灰色のポイントマーカーが表示されます.もう一度クリックするとマーカーが青い色に変わり下に緯度経度が表示されます.

この緯度経度の数字のところにカーソルを持っていくと数字が青い色に変わりその数字の部分をクリックすると下図のように左上に「共有」の画面が現れます.また,ポイントのマーカーの色も赤い色になります.

 ここまで来ると,共有の仕方は前回同様に,リンク先をコピーする方法または,「地図を埋め込む」方法を選んでください.ためしに地図を埋め込んでみたのが下図です.地図を埋め込む場合は,ビジュアルエディターでなくコードエディター(またはテキストエディター)にするのを忘れないでください.

 しかし,上記の方法では,拡大地図にした時にマーカーが消えてしまいます.そこで,それを避けるためには次のようにHTMLのテキストを直接書き込んでください.このとき, ll= のあとと,q=loc: のあとの2か所に 緯度経度があるので,その場所の緯度経度 34.644876,135.132211 に書き換えておきます.(この緯度経度を変更することでどの地点でも指定できます)ちなみに ll= は地図のセンターをあらわし,q=loc: はポイントの場所をあらわします.

このHTMLのテキストを挿入してみます.すると下図ができました.

 今度は拡大地図にしてもマーカーが消えませんね.なお,HTMLの中のwidth=”550″ height=”400″の数字を変えると表示される地図の大きさを変えられますので試してみてください.
 この場所でストリートビューをしてみると公園の中に柱のようなものが見えます.これは阪神・淡路大震災で壊れた西代跨線橋と阪神高速道路の柱の一部です.(関連情報:「阪神・淡路大震災の被災土木施設群が選奨 土木 遺産に!」神戸防災技術者の会)

 

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