QRコードを活用し,より詳しい情報を共有する

 防災マップを活用する場合に,例えば,過去に災害が発生した場所について,写真や,古老の話などを地図を見ながらその場所で知りたいと思う場面が出てくると思います.
 そのような場合,写真や聞き取った話などの情報を整理した際に,その情報をウエブ上で保存しておき,そのURLをQRコード化して地図に貼りつけてやることで,現地においてスマートフォンでその情報を見ることができます.

 例えば,「手書きのマップをデジタル化する 2」において紹介した飾磨高校の写真を現地で見たいという場合,下図のように,その場所にQRコードを貼り付けておくと写真を見ることができます.このQRコードに写真のURLが書かれているので簡単にそこにアクセスできるのです.

 この図のQRコードを読み取ると以下の写真のサイトが現れます.

 このように,地図上のQRコードとリンクさせることで写真でも文書でも動画でもなんでも見ることができます.これらの情報をウエブ上に保存する方法としてもっとも簡単な方法はGoogle Drive上に保存して,共有URLとリンクさせる方法です.この方法なら,直接メディアにもリンクできますし,対象が写真や文書など複数にわたる場合はフォルダにリンクすることで可能になります.

 QRコード作成については,いろいろな方法がありますが,ブラウザがChromeの場合は,The QR Code Extensionという拡張機能を使えば簡単に生成できます.あるいは「シンプルQRコードメーカー」というサイトは,ブラウザーがChromeでなくても非常に簡単に作成できます.

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