ぼうさいこくたい2022出展レポート(1)テーマの選定から出展決定まで

 令和4年10月22日~23日にHAT神戸で開催された「ぼうさいこくたい2022に防災リテラシー研究所もブースを出していろいろな活動を行いました。研究所の出展テーマは、「災害で停電!備えは大丈夫?」です。
 何回かに分けて、その内容を報告します。第1回目はテーマの選定から出展決定までの経緯です。

応募前の地元ミーティングでテーマを決定

 ぼうさいこくたいが開催される4か月以上前に、地元主催のワークショップが開催されました。ちょうどそのころに、以前から疑問に思っていた「停電時にマイカーを使って風呂を沸かすにはどうしたらよいか」について、当研究所研究員の渡部君から、詳細なレポートをもらったところでした。それまでは、簡単に車を使ってお風呂に入れると思っていたのですが、実は、車の中の電気の利用についても、よく理解しておかないと、実際には使えないということがわかりました。(「マイカーで家のお風呂を沸かす」)
 そこで、その地元ワークショップでその経緯と趣旨を披露したところ、結構賛同を得られたので、研究所の出展テーマとして、停電時への対応を考えることにし、研究所のフェローや研究員、知人の先生方にその思いを伝えて、参加してくれる方々を募りました。
 その結果、明石高専、神戸高専、武庫川女子大、兵庫県立大学、などが参加してくれることになり、さらに、給湯器に関しても専門家の参加があったほうが良いので、大阪ガス、東邦ガスにも個人的にアプローチをして参加メンバーが固まりました。

応募形態の変更

 研究所としては、当初、ワークショップを開催することで出展に応募していました。ところが、あまりにも応募総数が多いため調整が行われ、当研究所の出展は、「ワークショップ」ではなく、学生グループとの同居での「屋外展示」という形態ではどうかとの問い合わせがあり、それを受けることにしました。その結果、ワークショップなら、その数時間だけの対応で良かったのですが、丸2日間の対応が必要となり、そのほか展示物の掲示など、いろいろな準備が一気に増大することとなってしまいました。
 しかも、せっかく屋外でするのなら、どこか屋内でワークショップをして、外の会場ともつないで意見交換をしたら面白いのではないか、という意見もでて、さらに、屋外で「防災落語」をする、というアイデアも加わり、結果的には「展示」+「ワークショップ」+「防災落語」の3つの取り組みを行うことになり、準備に向けて大忙しの状態になりました。そのために、研究所の協力団体である神戸防災技術者の会からも応援メンバーをだしてもらい、また、ワークショップのための機器をお借りするなどの協力をいただくことも必要になりました。
 出展に向けた告知は「ぼうさいこくたい2022に出展」をご覧ください。

【出展参加者】

出展に参加してくれた方々は以下の通りです。
(参加者の簡単なプロフィールはこちらから
あんどうりす(アウトドア防災ガイド)、北川夏樹(東邦ガスネットワーク㈱)、阪本真由美(兵庫県立大学大学院)、志波徹(大阪ガス㈱)、鳥居宣之と神戸高専EC3、湯井恵美子((一社)福祉防災コミュニティ協会)、三名あたし(マルチクリエーター)、本塚智貴と明石高専防災団、武庫川女子大学吉井美奈子ゼミ、渡部桂太郎(大阪防災プロジェクト)、神戸防災技術者の会(K-TEC)、浦想亭田斎(落語作家)、太田敏一(防災リテラシー研究所代表) 

→「ぼうさいこくたい2022出展レポート(2)屋外テントでの出展
→「ぼうさいこくたい2022出展レポート(3)ワークショップ
→「ぼうさいこくたい2022出展レポート(4)防災落語