荒川を今昔マップで見る
荒川は人工の川
荒川は,氾濫が多い隅田川のバイパスとして,大正から昭和にかけて掘られた人工の川です.明治43年の大水害で放水路を作ることが決まり,昭和5年に完成したのが荒川です.
そこで,今昔マップで,昔の荒川がどうなっているのかを見てみます.
明治42年の荒川
今昔マップ,明治42年の地図と現代の地図が左右に並んでいます.河口部です.荒川は影も形もありません.
今昔マップは,古い地図の上にカーソルを合わせると,右の現在の地図の上に〇印で表示されます.地図をクリックしたら今昔マップにリンクしていますので,この機能を使ってどんどん上流に行ってみましょう.そうすると西浦和駅近くがその始点であることがわかります.
大正~昭和の荒川
明治43年8月に関東で大水害がありました.そのため,大洪水が発生し,東京も大きな被害がありました.「メデイアで見る明治43年東京大水害」にはその洪水の状況などの写真がたくさん紹介されています.そこで,荒川を国の直轄河川として大改修する計画がスタートしました.
この改修工事が進んでいた大正6年の地図では河口部付近から荒川が登場します.
そして,昭和7年の地図では,荒川がすべてできているのがわかります.地図をクリックすると今昔マップが見れますので,左の地図の年代を変えて試してみてください.