新型コロナのデータを見る

 新型コロナウイルスによる感染症が世界中で広がっています.世界の感染状況を知るために様々なデータが公開されています.以下,おもなものを紹介しておきます.(最初の記事は4月12日で,その後,新しい情報サイトが登場したり,かなり変化したサイトもあるため,2020年8月18日に内容を一部更新しました.)

 例えばWHOでは,今までのSituation Reportをpdf形式で提供するだけでなく,GIS化されたダッシュボードでデータをビジュアルに公開するようになりました.ただし少し動きが遅いです.
 また,EUEuropean Centre for Disease Prevention and Controlでは,データを整理し,グラフ化して見せているだけでなく,「Download today’s data」からデータをCSVで入手できるようになっています.

 ジョンズホプキンス大学のダッシュボードは,日本のマスコミでもよく引用されるサイトですが,様々なデータをGISやグラフなどで見ることができます.ブロックで区切られた部分は各ブロックの右上のボタンで拡大することができます.一番下の中央部のコメントを拡大すると,Downloadable database: GitHubと書いてあることろからGithubに飛び,csse_covid_19_data を選択すると3つのデータフォルダがあります.
たとえばその中の csse_covid_19_daily_reports_us はアメリカ国内のデータです.一番下に最新のデータがあります.(Sign inは不要).

 また,Worldometerのコロナ関連サイトでは,あまりほかでは掲載されていない回復者数や重症者数も国別に整理されています.CSVの入手はできませんが,コピペでエクセルに簡単に移せますのでデータを活用できます.

 Our World in DataというところのCoronavirus Disease (COVID-19) – Statistics and Researchというサイトでは,世界各国のデータを自由にグラフ化してみることができます.日々デザインが更新されていますので,開いて目的の項目を探してください.

 また,人々の移動についてGoogle“Covid19 Community Mobility Report”でデータを公開してくれています.駅や公園などいろいろな場所での移動量を数値化しています.なお,データはPDFにより提供されるようになってしまいましたので,以前のように地図から見ることができなくなっています.

 NTTでも「モバイル空間統計」というサイトで,人々の動きの統計を見える化してくれています.

日本でのデータサイトも紹介しておきます.
 まず,厚生労働省のサイトでは発生状況やクラスターの発生状況のほかに,GISやグラフを使って見やすくしたサイトもありますが少し重いので動きが悪いです.

 東洋経済ONLINEの「新型コロナウイルス国内感染の状況」では,全国の状況をグラフを使ってまとめていて,簡潔で見やすいです.ここはデータをCSVで公開してくれています.

 日経新聞も「チャートで見る世界の感染状況 新型コロナウイルス」というページで,日本と世界のグラフをわかりやすくまとめ解説を加えたサイトを作っています.ここは,データの公開はありません.

 ジャッグジャパンの「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」というサイトは,データを30分おきに自動更新していて最新の情報が入手できます.厚労省のサイトよりももう少し軽快です.しかも左上欄外からCSVやGeoJSONのデータが入手できます.国内のデータを使ってエクセルで整理する場合にはここからの入手がまとまっているのでおすすめです.このホームページはジョンズ・ホプキンス大学のHPと同じタイプなので,それぞれのブロックの右上の丸いアイコンを押すとそのブロックが拡大されて表示されます.このサイトの上の欄外にある活用例では,ここのデータを使って様々な試みが紹介されています.

 個人で毎日データを更新してくれているサイトがあります.「新型コロナウィルス都道府県別感染者数の傾向」では,都道府県ごとの日々の発生傾向をグラフ化してくれています.
 Mihira Yoshihiroさんが公開している「Covid-19 Pages」では,個人ページなので日々進化していますが,累積患者数の最新を都道府県別および日本と諸外国との対比でわかりやすくグラフにしてくれています.個人でこれだけのものを整理しているご苦労に敬服します.

 札幌医科大学医学部フロンティア医学研究所では,「新型コロナウイルス感染者数・死者数のトラジェクトリー解析」を提供してくれています.世界や国内の感染者数や死者数の変化をとらえやすいグラフとして提供してくれています.

 地方自治体でも,東京都兵庫県大阪府神戸市などいろいろな自治体でも情報を提供していますので確認してください.なお,大阪府では,上記のサイトのほかに,日々の発表においてもエクセルのデータを入手できるようになっています.また,神戸市の「新型コロナ対策データ解析サイト」では,交通機関や歩行者の数の変化なども見ることができます.

→ コロナで学ぶエクセル 1 累計のグラフを作る

→ コロナで学ぶエクセル 2 簡単な関数と7日平均グラフ

→ コロナで学ぶエクセル 3 世界のデータを見る

→ コロナで学ぶエクセル 4 米国のデータから

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