パッククッキングをやってみました

 災害時の食事を助ける一つの方法として提案されている「パッククッキング」を篠山の大西理香さんに教えてもらったので早速やってみました.

 パッククッキングとは,袋に入れてお湯で全体を暖めて料理をする方法.鍋を汚さないし,個人の好みでいろいろなものを大なべの湯の中でいっぺんに作ることができます.飲料に適さないような雨水を貯めた水や、川の水、井戸水でも作ることができます。(もちろん袋の中には飲用できる水を入れてください) また、一人ずつ別のものが作れるので、アレルギー対策としても使えます.

 今回挑戦したのは,スパゲティです.上手に作るにはまず,袋の選定から.袋は高密度ポリエチレンという少々の高温にも耐える素材を使います.ダイソーで100円で売っていました.

これに素材を詰めていくだけ.ただし,パックのし方にはコツがあります.

【パックの方法】
① ポリ袋に調理する材料や調味料を入れる。
② 鍋やボウルに水を入れ、①の口部分を持って浸ける。
③ 水圧で空気を抜き、さらに袋をねじりながら空気を 抜 き上部で口を結ぶ。
④ 材料は平たく均一にする。
※袋に入れる量は、たくさんいれるとムラになったり、袋が裂ける原因になるので、 少量にしておく。
※途中で味見が出来ないので、調味料は計量した方がよい。
※お米 や乾麺 の場合は 膨らむので、 空気を少し残してパックする。

実際にやってみると,空気が十分抜けずに少し膨らみましたが大丈夫でした.
なお,ほかのホームページでは鍋の底にお皿を敷くようにすすめていますが,私は直接お湯にほうり込んだだけでやってみましたが,問題ありませんでした.心配な場合は,お皿を敷く方がいいかもしれません.

今回のレシピは以下の通りです.

■ナポリタン

【材料】
乾燥スパゲティ麺・・・100g 玉ねぎ・・・50g
ピーマン・・・20g ベーコン・・・20g 
パスタ用トマト缶・・・100g(今回は市販のスパゲティソースを使用)水・・・150ml

【作り方】
① 玉ねぎは皮をむいてスライス、ピーマンは種とヘタを取り、5mm幅に切る。ベーコンも5mm幅に切り、全てを袋に入れる。
② スパゲティを半分に折り、トマト缶と水を入れ袋の上からよく揉んで混ぜる。
③ パックしたら鍋またはポットで10分加熱する。
④ 一度取りだし袋の上から麺をほぐし、また10分加熱する。
材料はこんな感じです.

これを袋に入れてきつく縛りお湯の中に入れて加熱します.

あとはお皿に盛るだけで完成!!

 教えていただいたレシピは5分で茹で上がるようなパスタに対してだったのですが,今回使ったのはゆで時間6分のものだったので,少し時間が短くアルデンテな麺になりましたが,十分おいしくいただけました.お湯の中で湯がいてしまうわけでないので,少々時間が長くても延びてしまわないとおもうので,時間は少し多めがいいように思いました.これなら簡単にできて災害の時にもお湯さえ確保できたらいろいろな料理を楽しむことができそうですね.

「パッククッキング」というキーワードで検索するとたくさんのページがでてきます.少し紹介しておきます.
「非常時にもあたたかい食事を。パッククッキングを体験してわかったこと」
「ポリ袋deパッククッキング」(兵庫県・兵庫県いずみ会)

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