インクルーシブデザイン

片岡 幸壱です。

今回は「インクルーシブデザイン」について簡単に書かせて頂きます。

「インクルーシブデザイン」とは、高齢者や障がいのある人と共に、生活の中での困難や工夫に気付き、そこから多くの人にとって魅力的で機能的なデザインを生み出す試みです。大学・高専(大塚 毅彦氏(明石高専建築学科教授・防災リテラシー研究所フェロー)がご担当)などが主催している「インクルーシブデザイン」のワークショップが有り,私は「リードユーザー」(自分の経験、普段の生活での困難や工夫を紹介する人)として参加しています。

ワークショップの進め方を以下に書きます。(内容が少し変わる場合が有ります。)

①各自でニックネームを名札に書きます。グループで自己紹介(アイスブレイク)をした後に「チーム名」を決定します。

②ワークショップの説明・テーマ(今までに「駅」、「遊び」、「図書館」、「食堂」などが有りました。)を聞きます。

③与えられたテーマについて、実際に現場に行き、リードユーザーの困難・工夫などを聞き、付箋1枚に1つの気付きを自由に書きます。

④現場から戻った後にグループ内で付箋に記入した「問題点」を出し合います。

⑤その問題点から解決したい課題のキーワードを1つ決めます。

⑥決めたキーワードについて絵と説明文を書きます。各自のアイデアをグループ内で発表した後、投票して組み合わせたり、追加して1つに決めます。

⑦各グループのアイデアを発表します。発表方法は「模型作成、紙芝居、劇、パワーポイント」などです。

 今後、災害に関するテーマでワークショップを開催する事で、気付きが沢山発見出来ると思います。「ユニバーサルデザイン」の考え方で、日常生活・災害時について話し合う貴重な機会だと、参加して感じました。「インクルーシブデザイン」は防災教育に活かす事が出来るのではないかと思います。

参考:京都大学インクルーシブデザインユニット

福祉防災(ユニバーサルデザイン) 片岡 幸壱

 

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