淡路島AIC ICTシンポジウムで「防災クイズ チャレンジ!」初の実施

  D-PRO135°明石高専防災団の小原優輝君( 明石高専都市システム工学科3年生)から,先日行った「防災クイズ チャレンジ!」について,当研究所研究員で大阪防災プロジェクト共同代表の渡部桂太郎さん経由でレポートが届きました.

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 12月6日,淡路島北西の尾崎地区にてシンポジウムが開催されました.当初は,一度私も訪問した事がある尾崎幼稚園にて対面でのイベントが開催される予定だったのですが,近隣小学校で感染者が出たとの事で急遽オンラインでの開催となりました.案外,これが今回の大きな成果だったりします(?).

 イベントの内容として,D-PRO135°のチームでは「防災クイズ チャレンジ!」という,お題ゲームの様なものを実際に行い,問題に即した内容について解説するというゲームと防災教育の複合版をZoomにて行いました.司会進行は高専の卒業生で大阪防災プロジェクト共同代表の渡部桂太郎様,講師役として防災リテラシー研究所の太田先生を交えて実施しました.私は駆出し者ですので裏で観察役をしておりました.

  オンラインでのイベント開催に不慣れであったので,当初はうまくいくかと,仕事がない私でも少しばかり冷や冷やしておりましたが,通信状況もバッチリ,進行も滞る事なくできたかと思っております.太田先生からの解説も,恥ずかしながら知らない事もあり非常に聞きごたえのあるものでした(171の回線の仕組みの解説が特に驚き).

 参加者も小学生らしき方から,壮年~老齢層まで幅広く参加して頂いている中で,チャレンジの見どころの一つである「チャレンジタイム(想定された模範解答以外の解答を考えていた場合,「チャレンジ!」をして点数を得ること)」において,様々な提案が出てきていたので,皆さん方の色々と普段から防災に関しての理解と思慮深さに驚きを感じました.

  今回,初めてのオンラインでの開催であったので,言わばオンラインチャレンジの試験運用という側面を持ち併せているようなものでした.面白いことに当初想定した様な問題は全く起きず,声が聞き取りにくいといったハード面の問題に加え,顔色を伺いにくいという事や,話合いが十分に出来ているのかといったソフト面の問題も今回露呈してきました.ただ,参加者の反応は幸いにも上々でしたので,うまい具合に今回の経験をベースに,更なる体験価値の向上が出来る様に対策を検討していく,いいきっかけとなりました.

 先の読めない今だからこそ,様々な状況でも私たちの活動の魅力を生かせられる様な企画を行っていければと思う所であります.

                  小原優輝 D-PRO135°明石高専防災団
                  ( 明石高専都市システム工学科3年生)

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